INTERNATIONAL CONGRESS OF ORAL IMPLANTOLOGISTS
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一般治療Q&A 
Q1.歯が欠けたり穴があいただけや詰め物が外れただけで、まだしみたり痛んだりしてない歯を治療した後で、かえって痛みが出ることがあります。なぜでしょう?

A1.痛みがなく見た目が小さくても虫歯に感染した歯質が少ないとは限りません。虫歯に感染した歯質は完全に取り除かなければ虫歯の再発の原因になるので徹底的に除去します。
しかし、その量があまりに多く歯髄(一般的に神経と呼ばれている)に近くなって痛みが出る可能性もあります。だからといって歯髄をとれば歯は枯れ木のようにもろくなり、歯そのものの寿命も短くなってしまいます。
ですから痛みが出る可能性があっても、私たちは歯髄を取らずにその痛みが一過性のものなのか、治らない痛みなのか様子をみる場合があるのです。
また、最近では感染した歯質を完全に除去すると神経が出てしまい、取らざるを得ない可能性がある場合に軟化象牙質を残してドックスベストという歯の再石灰化を期待する治療も行われています。


Q2被せたり、詰めた歯は何年位もつのでしょう?自費治療なら一生ものなのでしょうか?

A2.答えは、NOです。歯は飾りではありません。毎日使う道具ですからすり減ったり壊れてしまって口の中の環境に合わなくなる時が来ます。どんなにすばらしい治療でも普段のお手入れが悪かったり、定期的なメンテナンスを怠れば決して長持ちはしません。
また、歯を支える歯周組織や噛み合わせは年令と共に日々変化します。こうした変化に対応するためにも定期的なメンテナンスは欠かせません。
では、実際には何年位もつのでしょうか?通常、8 〜10年間はそのまま使えますが、口の中の状態によって寿命は大きく左右されます。
さらに、自費でより良い治療をすれば治療精度が高くなり、接着剤も特殊なものを用いますので、美しく自然で快適により長く使うことができます。そして、補綴物の寿命が長いということは、次回の被せ替えまでのインターバルが長くなるので、生涯で歯を削る機会が少なくてすみますから自分の歯が長持ちするわけです。


Q3治療したはずの歯が数年後に再び虫歯になるのはなぜでしょう?

A3.修復物やクラウンの境目の隙間や咬み合わせの部分が磨り減って穴があいてしまったり歯が欠けてしまった場所から虫歯になるケース。
歯周病で歯肉が下がって、クラウンの境目が露出することによって自分の歯の部分が歯ブラシで磨り減ったり、虫歯になってしまうケース。
あるいは、セメント(接着剤)が唾液に溶けたり、咬む力で崩壊したりして隙間ができて象牙質が虫歯菌に感染してしまう場合や、弛んで外れたりするケース。
これらは十分な強度と精度をもった良い治療をすることと、定期的な検診で予防することができます。
また近年セメントの性能が良くなってきましたのでだんだん補綴物の寿命が伸びてきています。


Q4どうしても歯を抜かなければならないのはどんな場合?

A4. 私たち歯科医は一本でも多くの歯を抜かずに残す努力を続けていますが、残念ながらどうしても残せない場合があります。それは以下のような場合です。
・虫歯の進行が骨の中にまで及んでいて有効な歯質が残っていない場合
・歯が縦に割れている場合
・歯周病が進行して歯を支える骨の吸収が歯根の3/4を超えている場合
・歯周病の治療をしても歯の上下動が止まらない場合
・膿胞が大きすぎて治癒が望めない場合
・根管治療で排膿が止まらない難治性の場合
・異所萌出して機能しない歯
・器具が届かず治療困難な場所の歯
・噛み合わせや歯並びを悪くする原因の歯
・歯周病を悪くする原因の歯
・矯正治療のために抜歯と判定された歯

中でも重度の歯周病にかかった歯を抜きたくないからといって無理に残すとその歯だけでなく周囲の歯にまで影響が及び他の歯の寿命まで短くしてしまいます。
なんでも抜いてしまう歯医者さんも困りものですが、抜くタイミングを逸して他の良い歯まで巻き添えにしてしまうのは避けたいですね。


Q5虫歯からくる歯以外の痛みなどはあるんですか??虫歯の怖さなんかを知りたいです。

A5.虫歯の痛みには大きく分けて2種類有ります。
まず一つは歯髄(俗に神経)の生きている歯の場合ともう一つは歯髄の無い歯の場合の痛みに分けられます。前者の場合虫歯になると次のような段階を経過します。
1.甘い物を食べるとしみる(初期齲蝕)
2.冷たい物を食べるとしみる(初期齲蝕)
3.冷たい物が痛くて食べられない(単純性歯髄炎)
4.冷たい物、熱い物両方で痛む(初期の化膿性歯髄炎)
5.夜間就寝時にずきずき痛む(慢性化膿性歯髄炎)
6.熱い物で痛くなり冷やすと気持ちいい(慢性化膿性歯髄炎の進行型)
7.自発痛がありじっとしていてもいつも痛い(急性化膿性歯髄炎)
8.歯肉が腫れているが熱い物も冷たい物も感じない(壊疽性歯髄炎)ここまで来るともう歯髄(神経)は腐って死んでいます。
虫歯に限らず歯周病でも基本的には細菌感染です。これら細菌が出す毒素や酵素が原因で心臓病になることもあり、さらには緑膿菌による敗血症、菌血症による感染性心内膜炎(IE)、老人の死亡原因の1位である誤嚥性肺炎の原因になることは周知の事実です。
虫歯を侮ると命に係わる場合もあるのです。


Q6すでに金属の詰め物がしてある歯をハイブリッドセラミックスに置き換えることができるでしょうか?また、金属の詰め物と比較して虫歯に成りやすいということはないでしょうか?

A6.すでに金属が入っている歯でももちろん交換可能です。ただし材質の性質が違うため 歯の削り方が異なりスライスカット(薄く削られた部分)はボックス(箱形に1ミリ以上 の厚さ)に削り直す必要があります。
金属に比べて虫歯になりやすいかという質問に関してはまだ新しい材料なので10年後 20年後にどうなっいるかは正直言って分かりませんが、5年経過した症例では何ら問題は起きていません。
但し、初期にまだ削り方(前出)が確立していなかったころの症例で、2例だけ薄い 部分が割れたことがありましたが、作りなおしてからは問題は出ていません。
また、強度や粘りが歯に近く接着が金属よりも良いので剥がれ落ちたりはほとんどしません。
金属はその堅さ故にそのものが割れることが無くても、逆に硬い物を噛んだ時に、金属がくさびになって歯が割れてしまうこともあり危険ですが、ハイブリッドなら、そのようなこともなく安全です。
これからは見た目も性質も、より自然の歯に近い素材が歯の治療に使われるようになるでしょう。 10年〜20年前には前歯でさえ金歯の人がいましたが、10年後には「まだ、金属の歯が入ってるの?」という時代になっていると思います。


Q7毎食後歯を磨いているのに新しい虫歯が次々に出来るのですが?

A7.磨いているのに虫歯が出来やすい人は原因として以下のことが考えられます。
(1)唾液の分泌量が少なく歯の自浄作用が十分に機能していない。
(2)口呼吸していて(無意識に口がポカンと開いている)口の中が乾燥している。
(3)知らず知らず間食している。もしくは砂糖を原料にしている飴(のど飴も)やガムを常用している。
(4)加糖された缶コーヒーやジュースを頻繁に飲んでいる。
(5)ダイエットなどで栄養バランスが崩れている。
(6)普段からストレスが高く免疫力が低い。
(7)歯の質がもろく、耐酸性が低い。
(8)ハンバーガーやスパゲッティー、カレーライス、ラーメンなどあまり咬まなくても食べられるようなメ  ニューを選んでしまうことが多い。
(9)歯並びが悪く磨き残しが多い。
このような事に思い当たる項目が3つ以上ある人は虫歯の出来やすい人と言えます。


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